金井
副次的な成果として、準備を進めるなかで、いろいろな方とネットワークがつくれたことがあげられると思います。私たちとむつみ会、すまいるぷらちな、近隣の福祉事業所「綾瀬ひまわり園」と「綾瀬なないろ園」の5団体で運営していますが、それ以外にも、町会長の集まりでお話したところ小学校にチラシを配らせていただけるようになったり、絵本の読み聞かせボランティア団体の方が絵本を寄付してくださったり、自治体の方がボランティアに来てくださったり。どんどん輪がつながっているのを感じます。
岡田
その輪をもっともっと広げていきたいわよね。高校や大学に通う若い子たちにも参加してほしいし、参加してくれた人たちには、ここで生まれた関係性を別の場所で生かしてほしい。ここを拠点とした街づくりを目指したいです。
金井
まずは地域に根づくこと。そして末長く続けられるように仕組みをつくること。そのうえで、地域にお住いの高齢者の方がここに来て楽しんでくださったり、お子さんが障がいのある人と触れ合う経験を持つことで偏見を持たずに育ってくれたり、そんなふうに地域に貢献できれば嬉しいです。
酒井
今後は利用者の方がもっと参加しやすい形を検討しています。皆さんに、地域食堂への参加やカフェ「ふぉらん」での仕事を通して、将来につながる経験を積んでもらえたら嬉しいですね。